備忘録

ヅカヲタの旅道楽、食い道楽

ノープランカナの横浜やりたいことリスト

 

 

前回の遠征でやり残した事を叶えたい

生まれ育った(嘘)大好きな(本当)この街で

 

 

7時過ぎ、新幹線に乗った。月組ブエノスで青年館に行った時ぶりの新幹線だ。

行き先は横浜。初一人遠征の地(星組ジェントル・ライアーの記事参照)、リベンジマッチである!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノープランカナの横浜やりたいことリスト(ELPIDIO感想)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回はプー太郎大学生だったので寝ていた移動時間を、社会人になったので勉強に充てる。カフェオレかなんか買っておけばよかった。

朝日が稲刈りを終えた田を照らしている。天華えま生誕の地・近江八幡を少しすぎたあたり。前の横浜遠征の時は雪に埋もれていた大地だ。

がんばってテキストを読んでいたら横浜に着いた。割とこじんまりした駅、地下鉄ブルーラインの青色。なんか結構体が覚えている。

ここでスマホに入れている乗換案内アプリが急に壊れてしまった。形あるものに永遠はない…しかし何も見なくても、記憶を頼りに地下鉄に乗り、ホテルの最寄り駅に到着することができた。

降り立ったのは関内。馬車道のゲートがみえる。この辺りは関内っぽい居酒屋と馬車道っぽい昔の洋風建築が混じり合っていて面白い。なんかたぶんやらしいお店もあった。割と自由なんだな横浜。

しかしそこを一度抜けると広い空、高いビル、ハイソな空間!そうよこれこれ、イマジナリー横浜。想像通りのみなとみらい。

ホテルに荷物を預けて、まずは中華街へ向かう。広い通りが気持ちいい。空が広くて海を感じる。嬉しい。

きれいなイチョウ並木。潮風と銀杏のかぐわしい(婉曲)香りが混ざり合う。

あ!

あとでね〜。

着いた。横浜中華街!では早速やっていこう。

 

 

やりたいことその①中華街で食べ歩きをしたい

 

前回記事で「食べ歩きしたい〜でもこれは一人より誰かいたほうが多分楽しい〜」と書いたが、一人である。同行してくれる予定だった友人が濃厚接触者になってしまったためだ。しかたない。次会えたら私が案内できるように、気になってるものを食べていこうと思う。

 

①エビクレープ

ちょっと中華に詳しい人なら知っている、いわゆる腸粉というやつの一種である。米由来のモチモチの蒸した生地に、海老がはいっている。食にちょっと詳しいフォロワーたちがこぞってうまいうまいと食べているのでとても気になっていた。

ググって最初に出てきたお店に向かう。

けっこう細い路地を進んでいく。

買えた!!600円。

しかし店についてから購入まで5分ほどかかった。まず着いた瞬間誰も並んでいなくて、テイクアウト用のカウンターに誰もいなかった。多くの人が店を通り過ぎる中、奥の厨房に向かって「すみませーん!」と声を張り上げるのに勇気が必要だった。出てきたおじさまもめちゃくちゃ…なんというか…シンプルな接客(婉曲)で、この店であってんのかなと思ったが、テレビに出演した時の写真や番組のステッカーが貼ってあったので多分合ってる。全然いい、全然支障ないのだが、ちょっとくらい並んでも食べたいなくらいの気持ちで行ったので拍子抜けした。エビクレープ、流行ってたのはうちのTLだけだったのかなあ。

店脇のベンチでいざ実食。

うま!!!!エビでか!!!!もうちょい並んでてもいいでしょコレ!!!!タレもちょっとスパイスというか薬味の味してうまい…店でちゃんとした腸粉食べたことないからこれが親腸粉なわけだけど、ほんとに美味しかった。

食べかけ失礼。しかしなんというか、誰もいない細路地に腰掛け、メインストリートからは想像もつかないほど静かにモチ…モチ…とエビクレープを食べ…初手からだいぶディープな感じになってしまった。ベタをやりたいんよ私は。ベタを。

 

 

②北京ダック

食べ歩きにできるんだ!?と驚いた北京ダック。なんかでっかいターンテーブルの真ん中に載ってるイメージしかなく、そんな高級中華とは縁のない人生だったので食べたこともない。そしてどのお店もだいたい250円くらいでめちゃ安い。メインストリートに戻ってお店を目指す。

買えた!!5.6人が並んでた…この安心感はなんだ。

ムチムチの生地の中は香ばしい鶏肉、きゅうり、ネギ、甜麺醤(甘辛い味噌)。生地も鶏肉も噛み応えがあるため、小さくても食べ応えがあっておいしい!細切りのネギが鶏肉とよく合っていた。

 

③江戸清の豚まん

「横浜中華街 食べ歩き」でググるとどのサイトでも必ず出てきた豚まん。これこそ定番!と思いお店に向かうと…

ショーケースが見えん。お客さんはめちゃくちゃつづら折りにコンパクトに並んでいるのに往来に食い込んで渋滞ができてえらいことになっている。人がいすぎるのも大変だ。ここは本店だから混んでるのかも、とあと2つある分店に行ったが、おんなじくらい並んでいた。ちょっと歩くのも疲れたので予定変更であります。

 

 

 

 

やりたいことその②中華街で占いをしてもらいたい

 

してもらった!!!!なんか生年月日からみるやつ。なんかすごそうなスコープと分厚い本を照らし合わせていた。とりあえず私が私のことで一番わかんないのって恋愛のことなので、恋愛について聞いてみた。色々聞かれる中で「恋人いたのは高2が最後です〜〜ははは」と言ったのだが、分厚い本を見ながら「ほんとに高2が最後?高3とか何もなかった?」と聞かれ驚愕した。

あった。あったよ。

結局付き合いはしなかったが一緒にご飯食べたりユニバ行ったりした同級生のことは、話がややこしくなると思って言わなかったのだ。

「高2の時の子はね〜あなたにとって全然幸福をもたらさないから別に大丈夫、でも高3の子はなかなか悪くないわよ、今連絡取れるなら取ってみるといいわ、恋愛や結婚に発展しなくてもその人との縁はあって損はない」と。

私、基本占いは信じてないんだけど。500円って看板持ったお姉さんに声をかけられ、「ほんとに500円?」って念押しして入って、結局3000円払わされたけど。(よく見たら手相が500円ってことだったらしい。)(1回くらいならこういう体験もなんか中華街感あるからよしとした。)

でもなんか、行動しないとなと思わされた。自分から動かないと人生って動かない。いくら占ってもらっても。

「あなたみたいなタイプはね、死ぬ時あ〜あれもやってないこれもやりたかったってなる人が多いのよ。後悔しないようにね。」占いのおばちゃんはそう締めくくってくれた。

結婚するなら2○歳の6月までに、とも言われたが、「あなたが求めるなら結婚するのもいいし、しなくたって楽しく生きていけるわよ」とおばちゃんは笑った。

それは多分占いに基づいた言葉ではなかったけど、そうだといいなと思った。

 

 

 

やりたいことその③花文字を描いてもらいたい

 

ふわふわした気持ちで占いの店を出てすぐ、花文字の店が目に留まった。いつか、マツコが中華街をめぐる番組を見たときに花文字の存在を知って、ちょっと気にはなっていたのだ。

でも1文字800円で、今日花文字のお店を色々見た感じの相場よりちょっと高い気がする。でも他のお店にはあまりないラメラメがすごく可愛い。私の前世はたぶんカラスなので、メタリックやシアー、グリッター、宝飾、キラキラには目がなくって引き込まれてしまう。見入っているうち、お店のマダムが「かこうか、」と声をかけてきた。ちょっとクールなマダムの目は「そんだけガン見しといて去られるとがっかり」と、言っているような気がして。ええい!!!!!!!!

コレでお願いします!!!!!!!!

写真を撮るのを忘れてしまったが、文字に取り入れるモチーフにはそれぞれ意味がこもっているらしい。わたしは蝶と花を選んだ。意味はそれぞれ、「幸福」と「気品・可憐」だ。書いている途中、マダムが「ホウオウもいれていいか、」と言ってきて、おまかせしますと頷いた。後で調べると意味は「守護・立派な人になる」とのことだった。入れてもらってよかった。

2.3分であっという間に「彩」ができていた。筆ではない、平らなゴムのようなものをインクの染みたスポンジに押し当てて描いている。いくつかインクを重ねてグラデーションを使っていたり、太さも自在だ。後ろを通る人々が「わーすごい」「きれい」と言いながら通り過ぎるのを背中で聞きながら、なぜか私も得意げになっていた。

完成!!!!

え!?!?!?!?!?!?!?!?!?すごない!?!?!?!?!?!?!?!?

5分ちょっとしか経ってないのに。所々のグラデーションも綺麗で、ラメのりのおかげで奥行きが出てて、もう本当に見惚れてしまった。贔屓を褒める時「まず名前がいい」になってしまったり、ポスターや紙面に名前が載ってるだけでしばらく眺めちゃったり指で撫でてみちゃったりする限界オタクのみなさんは、是非ともKAAT遠征の際のお土産として中華街で花文字を買って欲しい。大好きな人の名前が、めでたいモチーフとキラキラを伴って目の前に現れるのは、想像以上になんか胸が熱くなるものである。

ドライヤーで乾かすの図。かわいい。

この後コレを入れる額縁を勧められたが、流石に値が張りすぎるのでお断りした。マダムはわかったと言ってくれたが、横で親しげに話しかけてくれたお店のオーナーさんはちょっと不機嫌になってしまった。ごめんて。そろそろまたまとまったお金を振り込まないとあかんので許して。

 

あんまりうれしくて、道ばたでモゾモゾ取り出しては眺めた。ほんとにすごい。

 

さて、肉まんの列少しはマシになったかな、とお店に戻るとさして変わっていなかったので諦めて並んだ。レジの回転がよく、思ったより並ばずに買えた。ものの…

熱っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっつい

 

熱い熱いよ熱すぎる。僕にはちょっと早すぎる。

でかいし熱いし袋薄いし熱いし。とてもじゃないが直で持てない。食べ歩きに占いに花文字と中華街でのやりたいことリストは消化できたので、この肉まんを冷ましながら山下公園に向かうことにした。

このデカさ伝わるだろうか。ボクシンググローブじゃなくて肉まんである。

山下公園。中学の修学旅行ぶりにやって来た。あの時はなんもねーじゃんと思っていたけど、花はきれいで、整備されていて、潮の香りがして、空は高くて、とても気持ちが良い。いい感じの温度になった肉まんはふわふわほこほこで、ありがたみがあった。たけのこが大きめに入っていて、食感も楽しい。時間がゆっくりと流れる…なんだか今日という1日に満足してしまっている自分がいた。メインイベントは、旅の主たる目的はこれからだというのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やりたいことその④エルピディイオをみる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

KAATただいま。

 

 

 

 

 

 

 

ちなつさんがミッキーマウスになった。最後の方ほぼミッキー。いやほんとに。

一人二役って言うからこう、ちなつさんの繊細な演技力の本領発揮かと思ったらミッキーマウス。それはそれでちなつさんのコメディのうまさが際立つ。そっちかーという感じ。

貞淑な妻と理知的な若い女性のはざまにいるみちるちゃんのお芝居がとても好きだった!

たまえ先生は、とてもストレートに自身の人生観とか矜持みたいなものを物語に織り込む人なんだな。好き嫌いが別れるかもというか、作品ごとに思想に合わなかったりはしそうだけど、舞台セットや衣装がいつも夢夢しく、その点では宝塚を観ている安心感がすごいあるなと思った。

セシリオくんはぶっちゃけ物語に必須かと言われたらそうではなく…なんだけど、いい子ちゃんでも、チンピラでもない、そう思うとなかなか新鮮な役だった。そのゆらぎを、持ち前の繊細な芝居で表現していた。(普段がどっちかに振り切れすぎ)

歌も芝居もやっぱり大好きな彩海さんだった。幸せ!

 

やりたいことその⑤横浜の夜景を観る

 

さてここでお知らせです。上までは遠征後1週間くらいに書いていたものですが、そこで筆が止まり、時はたち、こちらは2023年6月の世界線となっております。セシリオだった彩海さんは長谷雄になり、次郎吉になりました。つまり半年経ってる。つまりこっからは記憶を頼りに書くので内容が薄くなります。すまねえ。社会人がんばってる。

 

夜景きれ〜〜〜!!!!!!!!夜の海〜〜〜!!!!!!!!(薄)

「これはもうデートじゃん」と言いながら、フォロワーと歩いた道。フォロワーが高身長イケメンおなごだったため、余計にデート気分を味わった。

イケメンおなごが食べたがったがゆえ、ディナーは牛タン。右上のなんかモツ煮込みてきなやつがおいしかったのと、茹で牛タンが初めての食感でとても美味しかった。

 

おなごと別れてホテルに戻る。北欧インテリアのめちゃかわいいお部屋はホテルユニゾ横浜桜木町YouTubeを観ながら軽く晩酌をして、お風呂に入ってねた。ホテルって、なんて素敵なんだろう。快適だ。

(個人的に入浴剤が選べたのが嬉しかった)

 

翌朝!!!!!!!!!!!!イエーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!朝食バイキングは!!!!!!!!!!!!!!!!人生のサビ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

しつれいしました。朝食バイキング大好き人間なもので、写真を見ただけでテンション上がってしまった。とはいえまあ、朝食バイキングとはいえ、ビジホのそれではある。だけどそれでいいのだ。それがいいのだ、一人旅ならなおさら。もちろんある程度は美味しくあって欲しいし今回は味も品数もかなり当たりであった。でもたとえ味がそんなでも、既にできているものを自由に選べて、同じものを沢山取ってもよくて、粛々と組み立て、並べて、食べる。

大好きなのだ、朝食バイキング。

めちゃくちゃいいホテルの朝食バイキングは、友達と泊まった時に食べたい。うわーすげー!うめえー!みてみてこんなんあったー!っていうのは、誰かと共有したいと思うからだ。

粛々と2周目。(洋食デッキ)

からのおいしかったものリプライズ。サラダコーナーのドレッシングとマヨネーズがどうやらどちらも市販ではなく自家製で、それがめちゃくちゃおいしかったのだった。

食後はそばにあったおしゃれロビーで一息つく。水とかコーヒーとかが無料で、北欧の雑貨や絵本がおしゃおしゃとまとまっていた。

グランフロントの広場にいるやつの幼体もいた。(関西民にしか伝わらない)

 

 

 

 

さて。

 

 

 

 

 

 

 

何しよ

 

 

 

 

 

 

マジで

 

 

 

 

 

 

 

今日はチケットはないので、観光をしようと思う。

否、思っていた。

あそこへ行こうかこっちへ行こうか、色々候補はある。

否、あった。

今日は月曜日。月曜日なのだ。

私は見落としていた。

 

えるしってるか

 

たいていの博物館や美術館やレジャー施設は

 

 

 

 

 

 

 

マジでどこも月曜休み

 

 

 

 

 

 

チェックアウトの時間が来てしまった。

行きたいところはたくさんたくさんあったのだが、今日開いてるところは一つしかなかった。横浜遠征に来て、もし月曜に時間を潰したいオタクがいたら参考にされたし。(いるか?そんな奴)

 

 

やりたいことその⑥あかいくつに乗る

 

あかいくつは、横浜市街の主要スポットを周回するバスだ。レトロな見た目がめちゃかわいい。これに乗って目的地へ向かう。

大劇場の座席みたいな椅子。

 

到着に、そこまで時間はかからなかった。

目的地で降りる。見送るおしりすら、あかいくつは可愛かった。

 

 

やりたいことその⑦横浜山手西洋館を巡る

 

神戸の北野異人館街的なやつが横浜にもあるらしいことは知っていて、わたしはこういうレトロ建築が好きなのでいつか行ってみたいと思っていた。

北野と大きく異なる点は、ほとんどタダで入館できるということだ。やさしすぎ。

 

特にかわいいな〜と思った3軒を紹介して、この記事を終わろうと思う。これを書いてるのが9月半ば。万華鏡も佳境である。遅筆とかのレベルではない。やっぱりこういうのはパッションですぐに書き上げるべきだね。次はそうします。次は多分博多座遠征のときかな。

 

①山手111番館

ざっと調べた時、一番可愛いなと思った家。

ザ・西洋の邸宅ではなく少しリゾートっぽい雰囲気もあるのがオシャレだ。

かつてはアメリカ人が住んでいたという。

中はこんな感じ。吹き抜けの作りが珍しい。奥の部屋は貸しスペースになっていて、ハンドメイドサークルの展示の準備が行われていた。館のほとんどはそういった貸しスペースや商用撮影などで維持しているようだ。

 

②イギリス館

かつては英国領事の公邸だったらしい。

先ほどより広く、客を迎えるスペースが多く、作りも豪奢だ。

寝室にくっつけるようにしてできていた、ガラス張りの休憩室、スリーピング・ポーチ。

 

次のお家まですこし歩く。若干の上り坂を歩いてゆくと大きな門が見えた。あれも文化財のひとつかしらん、と思い近づいてみると…

そこは外国人墓地だった。めいめいの様式で、たくさんの人が眠っていた。

私は今、異国生まれの人々の生きた名残を面白く眺めているけど、彼らにとっては此処こそが異国だ。寂しいこともきっとあったと思う。目の前に広がる海を見て、帰りたいと思った人も居ただろう。だけどこうしてここに生き、異文化をもたらしてくれた人々がそこにいた。

 

③山手234番館

ちょっとギリシャ神殿風の門構えの、こじんまりした建物。もとは外国人向けの共同住宅だったようで、そう言われてみて入ると、なるほどシェアハウスのような作りになっている。

ロビーっぽい部屋には昔使われていた家具や雑貨も展示されていて面白かった。

 

そのあとは横浜に住んでる友達とえの木ていでアフヌンをして

シーバスに乗って(やりたいことリスト消化!)

ちょっとだけお土産を買い(後日撮影)

安定のシュウマイ弁当をキメて、関西へ戻って行った。

 

以上がエルピディイオ遠征の記録だ。

本当はもっと写真がある。が、いかんせん、その写真を見ても詳細な記憶がなかったりする。

これからは、書くなら書くでちゃんと書き上げようね私。

しつこかった残暑も終わりの兆しが見えて、秋めいてきた。冬になれば一年が経つ。今年の冬の別箱は、彩海さんが主演だ。私も仕事では後輩ができて、ちょっとしたリーダー職も任されるようになった。時は過ぎゆく。社会人になり、遊べる日が少なくなったからこそ、ひとつひとつを大切に覚えておきたいので、今後もこうして遠征の記録を書きたいと思う。

 

 

 

 

おわり

持ってたやつマチネだった【随時更新】

2月4日

祝・月組初日。

私は土曜通常出勤なので、退勤後ささやかな不二家のケーキでお祝い。

明日はmy初日。新聞各社のゲネ写真を見ながら食べるケーキの甘美なこと。

高い方のシャンプーを使った。普段やらないパックをした。ネイルケアもした。顔の産毛も剃った。

明日はmy初日。

 

 

 

 

 

 

ソワレだ

 

 

2月5日

朝、宙組先着に勝利した後、いつもより丁寧にメイクをした。

こないだ「ディープシーっぽい」と一目惚れして買ったシャツを着て外に出た。今日は暖かい。革ジャンで十分だ。うそ、ちょっと寒いが許容範囲だ。

ムラに到着したのは12時過ぎ。ソワレにしてはちょっと早めだが、空いているフルールで公演ランチを食べたかった。

同じくソワレを観る友人とフルールに来た。

酒粕フリカッセ。おいしい。真ん中に鎮座する巻物はカレー風味でおもしろおいしかった。

友人は昨日も観たらしい。新鮮な感想を聞き、彼女の推しの出番も聞きつつ。

途中でキャトルに行ってパンフと歌劇を買ってきて、ああだこうだと想像を膨らませる。あ〜楽しい。生きてる。今週も仕事頑張ってよかった。

 

今週の憂いは、今日のためにあったのだ。

 

 

開場のアナウンスが鳴る。友人と共に劇場改札へ向かう。列に並ぶ。入り口でお姉さんにカードを提示する。お姉さんが機械をかざす。いつもと同じ…

 

 

ポンポロペン♪

 

 

聴き慣れない調べ。お姉さんの笑顔に滲むすこしの焦り。お姉さんがもう一度私のカードに機械をかざす。

 

ポンポロペン♪

 

何度やっても、機械は聴き知らぬメロディを奏でた。

 

ロビー階段の踊り場にある山っぽいカラフルな絵を背にして、友人が不安げにこちらを見ていた。

 

 

 

 

 

持ってたやつマチネだった

 

これをスケジュールに書いた時の私はマチネだとちゃんとわかっていたはずだ。一体いつからmy初日がソワレだと錯覚していた?

 

これを書いた頃の私が今の私を見たらなんて言うだろう。

 

怖いだろうな。

 

ともかく、かくして私はmy初日をドブに溶かした

 

 

星座占い1位なのに

 

 

 

 

とりあえずフルールに戻ってカレー食った

フルールのカレー、こんなに美味しかったっけ?牛すじがいっぱい入っていてありがたい。

目の前ではマチネを観ていた友人が手紙を書いている。5分に1回ため息をつく私を励ましてくれた。

 

幕間、友人が戻ってきた。わたしの贔屓が出てくるたびわたしが無事か不安になったらしい。

わたし、友達に恵まれてるな。

 

開演5分前のアナウンスが流れる。幕間の終わりはフルールの閉店と同義だ。

追い出されるように劇場を後にした。

他でもない今日、ここに居た証が欲しくて、いつも売り切れのやつを買った。

帰り道、月がいやに綺麗だった。

大きくて、青白くて、その辺の屋根で道真が書物を読み耽っていそうな月だった。

 

 

my初日は来週に持ち越しだ。

思いがけずお預けになったのだ、どうせなら今日じゃなくて来週になってよかったと、そう思いたいじゃないか。(?)

そのための努力をここに記していこうと思う。

 

何を言ってるのか?自分でもよくわかってない。

 

へこんでいる。へこんでいるのだ。

それを客観的に見つめることをしている。

 

 

2月6日

 

一日経って、今も夢の中のような気がしている。私は昨日何をしていた?何が起きた?

 

しかし今日は休日ながら研修に向かわねばならない。自問している暇はなかった。

会議室に入ると自然と気持ちが切り替わったが、研修が終わるとまたどんよりとしてしまった。

足りない。

明日からの5連勤に耐えるためには、心に栄養が足りない。HPにさほどダメージはないが、MPが足りないのだ。

MPを回復させるためには。心の栄養を補給するには。パーッとやりたい。派手で豪華なものが観たい。景気の良さを味わいたい。

 

気づくと入ったことのないたっけえ回転寿司屋に足を踏み入れていた。

なにせ1貫だけで400円くらいするやつがほとんどで、恐れ慄いた空腹の私はうどんで嵩増し作戦を決行した。が、そのうどんもスシローのそれより高く、麺が少なく、なぜか立派なえびが入っていた。おいし〜〜。

ちなみに、目の前では確かにレーンが回転しているが、お寿司はカウンター越しに店員さんが手渡ししてくれるので、昨今流行りのテロリズムに巻き込まれる心配はない。

緑の皿が卵(はさみ)。デンと見える卵焼きには実は切れ込みが入っていて、その中にシャリが収まっている。初めて見た。

黄色い皿はウニ。私の大好物である。やはりそこらの寿司チェーンのそれよりも柔らかく美味しかった。

白い皿は富山産白エビ。白くてツヤツヤでプリプリで富山出身。ほぼ海乃美月さんである。

食べ足りなくてサーモン5貫盛りを頼んだ。実はサーモンに関しては、他の寿司チェーンと比べてもそこまで値段が変わらなかったのだった。サーモン、この世に存在してくれてありがとう。

 

そんなこんなで。

うん、じつに景気がいいな(震え)。

さらに昨日会ったオタクの爪が可愛かったので聞いたらまさかのキャンメイクだったので、キャンメイクでかわいい爪のぬるやつを購入した。仕事上素爪なので昨日は何もしていなかったが、来週は爪も可愛くしていこう。昨日の可愛いを確実に更新できるだろう。

 

明日からはまた仕事が始まる。月組を摂取してなんとか乗り越えるつもりだった5連勤。

それでもなんとか自分で自分の機嫌は取れた気がする。

 

my初日まであと7日だ。

 

 

 

2/10

めちゃくちゃとんだ。

火水木金と普通に働いてて、書くことがなかった。

うそ、ひとつだけある。

 

SUGOI!!!!!!!!

覚えてくださっているだろうか、件のドブ溶かしdayの最後の足掻きとレビューショップで購入したファットウィッチベーカリーのやつである。

中身はベーシックなチョコブラウニーと、その生地が混ぜ込まれた細長いブラウニーパイなるもの、そしてはちみつとだけ書かれていたブラウニーと同じサイズの黄色いケーキだ。まず火曜の退勤後、家でチョコブラウニーを食べた(この狂った、明らかにインスタのストーリー機能で作られた画像はその時のパッションそのままである)。おいしすぎる。歯触りはさっくりしていて中はムチムチ。けっこうしっかり甘くてコーヒーと一緒に食べるととても幸せだった。ブラウニーパイもサクサクでおいしかった。

はちみつの方は木曜の出勤前、車のエンジンを温めながら食べた。

めっちゃ歯形で申し訳。でもそれだけねっちりしていたというわけ。

 

これがもうほーーーーーーんとにおいしかった!!!!はちみつ味のケーキとかじゃない、体感でいうと8割ははちみつ食べてる感覚。ねっっっちり食感とはちみつの風味…うますぎ…そしてめっちゃ甘くて血圧上げたい朝には最高…

これ、予定通りマチネを見ていたら。

終演後早く感想をまとめたくてレビューショップなんから素通りしてどっかしらの店に直行していただろう。

思い込み通りソワレを見られていたとしても、レビューショップはもう終演後は閉店している。

そう思うと少しだけ、「人生に意味のないことは起きない!(キラキラ絵文字)」みたいなことを信じてしまいそうになる。そのくらいの出会い、ファットウィッチベーカリー。直営店が関西には京都しかないらしいのでmy初日またレビューショップに行ってみようと思う。あるといいな。出会いに感謝。

 

my初日まであと3日だ。

 

2/12

 

あんかけスパの前から、否、名古屋からこんばんは。

ボニクラを見に名古屋に来ました。

明日朝に名古屋をたち、月曜13時公演がmy初日の予定だ。忙しない。し、マチネとソワレの区別もつかなかった女がそんな詰め詰めのスケジュールをこなせるか不安でいっぱいだ。

しかしあんかけスパうめえ。思った以上にあんかけにとろみというかもはや弾力がついていて、太めの麺に絡む。あんはコショウがきいていて思った以上にピリッとくる。それをトッピングのカントリー(上に乗ってる野菜のこと)の甘みとピカタ(豚肉を卵液につけて焼いたもの)の素朴な旨味が和らげつつ麺との橋渡しをしてくれる。店は繁盛しており「カウンターでもよろしいですか?」と言われ承諾したのだが、これはむしろカウンターで無我夢中に食べ切るべきものかもしれないと思った。おいしかった。名古屋遠征の旅にトッピング変えて食べたい。

 

ちなみに今日は母と一緒だが「今日ソワレだよね?16時て書いてあるわよね?大丈夫よね?アッ私ちゃん全然信用できないんだったワ」と3回くらいこすられた。何も言い返せなかった。

 

無事ソワレを観た。ボニクラ、良かった。

夢白あやちゃんのビジュアルの強さとお芝居のうまさよ…!そこに並び立つ咲さんとのバランスもめちゃくちゃよかった。そこにさんちゃんの奮闘、和希さんの円熟、その他各キャストのよさが伝わる布陣で(どうしても役の数の関係で随分贅沢な使い方だなあと感じるキャストはいたけど)雪組の未来がめちゃくちゃあかるかった。

 

その後宿に戻り、グーグル検索で出てきたすぐそこのお店に夜ご飯を食べに行った。

これがめちゃめちゃ大当たり。静かでほっとする良いお店だった。後で調べたら創業百何年の老舗だった。

なにより内装がよかった。

 

だが、旅情に浸っている暇はない。

my初日まであと1…もう0日だ。

明日は13時公演のみ。もう何十回日付と時間の確認をしたかわからない。

きっと大丈夫、きっと大丈夫のはずだ。

これがフラグとならないことを祈る。

はじめての1人オリンピア(と、花全ツ梅芸)

 

こんにちは。お元気ですか?

私は元……元………………うーん。

 

就職して半年。同期より仕事が遅い。年末は何かと販促しなくてはならない(聞いてない)。今日は休みだけど、明日からまた仕事。最近仕事で怒られる夢ばかり見る。

そして気づけば、最後に恋人いたのいつだっけ。高2?高2か。ヤバ。エ????いや正直恋人できたって休日は観劇とオタクと会うのと友達に会うので忙しくてデートする暇なんかないけど、でもいつかは、仲間内でもそんなこと言ってるの私だけになるかもしれない。。田舎の一軒家と、田んぼと畑抱えて孤独死………いや、流石にそこまではまだ思ってないけど。それなら、尚更仕事でたくさん稼がねばならない。昇級しなきゃ、貯金しなきゃ。ああ人生、まじで人生、人生って………………………………………………………………………………………………………………………………………。

 

ザッ!!!!

シャッ!!!!

コッ!!!!

 

「ネガティブを潰すのはポジティブじゃない。没頭だ。」  

ーーーーーオードリー 若林正恭

 

 

 

一旦何もかも忘れて、ル・ポァゾン。

 

 

 

第一陣

寿司から時計回りに。寿司(サーモン卵エビ)、チキンのオムライス(チーズソース)、ステーキ(おろしポン酢)、炒飯、白身魚の香港風スパイシーパウダー、卵ときのこの炒め(卵白餡がけ)。

基本的に目についてビビッときたメンバー。

白身魚がスパイスの複雑な味しておいしかった。

コロナ対策で、小鉢以外は全てシェフがよそってくれるスタイルで至れり尽くせり。ただ賑わうホールの中、耳が遠い私は「いくついれますか?」「どのくらい盛りますか?」が聞こえず申し訳ない思いをした。全体の雰囲気はホテルのバイキングにしてはラフな感じで和気藹々。大江戸温泉とかの感じに近い空気感。つたわる?ミノオオンセンスパ〜ガ〜デン♪

 

第二陣

右上から時計回りに、サーモンのトリュフ風味(赤ワインとポルチーニのソース)、菊花浸し、ソフトシェルシュリンプのチリソース、パスタ(ペペロンチーノ風)、香草パン粉をまぶした牛肉のロースト・きのこのソースとともに。

おそらく本来のビュッフェスタイルに戻ってもシェフが取り分けてくれるタイプのメンバー。第一陣の時は日和って&並んでて持ってこれなかった。どれも濃厚な味付けで、菊花浸しが一種の清涼剤の役割を担ってくれた。

年々、味付けの濃いものがたくさん食べられなくなっている。また私ごとの極みだが社会人になってから7キロ痩せ(単純に労働が運動になってるが故の健康痩せです!)、胃袋もちっちゃくなってしまったため、たくさん食べられなくなって1人悲しんだ。1人バイキングの孤独とかよりその悲しみが優った。そして1人バイキングの孤独について気付いたのは、料理を選んでいる時はそうでもなく(誰とこようが選んでいる時はシェフまたは料理と客の1対1の対峙なのである)、席に着いた瞬間猛烈に襲ってくるということだ。第一陣の時は結構「自分何やってんだろう」という気持ちになったが、自分で選んだおいしいものを食べ進めるうちにハイになり、そうでもなくなった。

第三陣

パンから時計回りに、パン(バゲット、フレンチトースト)、サラダ(和風ドレッシング)、鯛の柚子蒸し、さつまいもと柿の白あえ、焼き魚と栗の炊き込みご飯・雲丹風味の出汁がけ。

3周目でサラダ。食べ順ダイエットに両手で中指を立ててしまった。そしてこのサラダ、見覚えがある。タカホのモーニングである。そしてパンに和食3品。特にフレンチトーストが気まずげである。

そしてこの炊き込みご飯が、雲丹の出汁がけがおいしかったあ。日本酒が飲みたくなった。観劇前に酒を入れないポリシーのため飲まなかった。

第4陣。右上から、和の塩モンブラン、ミルクティーババロア、羽付きおいも、フルーツゼリー、フルーツ、クレームブリュレ。盆の外にホットコーヒーと、流石に一緒に食べられなかったバゲットとフレンチトースト。スイーツは、ババロアモンブランとお芋が特に手の込んだ味がしておいしかった。

スイーツ担当のシェフのお姉さんがめちゃくちゃイケメン女子だと思ったら、モンブランのサーブが死ぬほど雑で(右上の皿をご覧いただきたい。皿の右下にクリームがついている。これはお姉さんがサーブする時に雑すぎて並べてあった別のモンブランを突き刺し、それを拭かずにサーブした名残りである)。わたしは優しいので、というかワンオペで大変そうだったので、ゆるしました。イケメンだったし…。

 

ところでみなさん、バイキングの回り方にルーティンはありますか?わたしはデザートに行ったあと、いつもしょっぱい系に戻りたくなってしまい、それまで食べた中で美味しかったおかずとカレーで締めるのが常です。さて今回もそうしようとふとスマホを見たところ、なんと花組開演30分前ではないか。もう1時間も経っている。全くそんな気はしていなかった。没頭していた。慌ててお会計を済ませ、梅芸に駆け込んだ。

観劇前のバイキングは余裕を持ってスケジュールを組んだ方が良い。そんな当たり前の教訓を得た。

そしてバイキングは、1人でも楽しい。だけど誰かと行かないと得られない楽しさもあると思う。どっちもよいし、どちらも選べる私でいたい。

 

花組全ツみたよ

みたよ〜

柴田作品とのことだったけど、柴田作品にしてはここ見せ場でっせ!!これ決め台詞でっせ!!が分かりやすすぎる気がした。場面のつながりが時々性急だなとも。パメラが舞踏会で歌うところとか、その後パメラがトニオの前に現れるところとか。パンフを読むとすべて大野先生が説明してくれていた。若かりし頃の柴田先生。映像としては数分しか残っていない作品を現代に甦らせること。大野先生って本当に"歴史"が好きなんだな、と思った。だってまさしく発掘と復元の作業だ。楽しかっただろうな。

個人的には古臭い話が好きだし、大袈裟でロマンティックに描かれた愛の話は自分の人生とは離れて楽しめるから好きだし、とても楽しかった。繊細で真面目で優しいアントニオは、今のトップだと柚香さんにしか出来ないなと思った。特に繊細さの部分で。水美さんの役はファンの皆さん鼻血出してるだろうなと思いながら見た。NTR場面の各種決めポーズ全部舞台写真にしてください。まどかちゃんのパメラ、というか花に来てからのまどかちゃんは大人の女性を当てられることが増えて、そしてそれをひょいっと自然に演じていて好きだ。どっちがどうって話は外野がする資格ないので避けたいけど、まどかちゃんは花に来てから、いかたが自然になった。そしてひとこちゃん。ひとこちゃんだーい好き。結構シリアスな悪役として見ていたのにエリアスくんの衣装で出てきたせいで急にまぬけイメージがついてしまって。あれも大野先生やないかい。ウエクミの水色衣装はヒロインなら、大野先生の水色衣装はへっぽこ悪役か?まあオテロくんはそこまでへっぽこではなかった(当て馬だし悪い人だったけど)のに、最後彼の死体をガン無視してカーニバルが始まって面白かった。大野先生のそういう、そうはならんやろ、が結構好きである。

ショーはつい下級生ばかり見てしまう。最近まであまり花組を見てこなかったゆえ、まだまだ誰が誰かわからないため新鮮にあの子誰!?ができて楽しいのだ。推しの美空真瑠くんが活躍していて嬉しかった。フリの緩急や姿勢の良さ、決めポーズの俊敏さ、どことなく雪のそらぴを思わせる。また、セアトワキコレクションのトワキさんはやっぱり最高だったし、チーター柄続投の都姫ここちゃんと、ゼブラ柄の美遥あゆちゃんがお二人とも天才的な着こなしで、ずっと見ていられた。大劇でここちゃんにあの衣装あてた人には本当にひれ伏すし、ゼブラのあゆちゃんは長い手足がとても映えてて最後のポーズも可愛かった。

そうそう、プロローグで音くりちゃんが歌っていた歌を担ってた湖春ひめ華ちゃんの歌声がすんばらしかった。ウルッと来てしまった。106期?本気で恐ろしい。ラビリンスの最初の影ソロも彼女らしく、ちょっと異次元に歌がうまいですね?好き。

もっと花組のこと知りたくなっちゃった。まだ半分私の知らない魅力的な下級生がいるのだと思うとワクワクします。うたかたも楽しみ!……………

 

 

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜あ

 

明日から仕事だな 

やだな

次の観劇一ヶ月後(ディミジャガ)だな

無理だな

でもタカラジェンヌがあんなに頑張ってるんだもんな

お手紙書いて早めに風呂入ってねます

がんばろう

 

おわり

ビエント・デ・東京砂漠〜はじめての泊まり遠征

5月になった。
新社会人になってひと月が経ったが、私は元気だった。今週末の予定を思えば、無限に気力が湧いてくる。贔屓に会える。一人でホテルに泊まる。空いた時間は何しよう。GWも当たり前に働いたが、夢の地図を広げれば心はたちまち癒された。




4ヶ月ぶりのご贔屓!!!!





〜おことわり〜
今回は前回のやつに比べて大したことしてないし文章もかなり取り留めのない感じになっています。まあ前回だって別にそんな大したことしてないけどね。今回はさらにダラダラした日記なので、まじで暇で暇で頭掻きむしってる人だけ読んでくださると嬉しいです。
〜おことわりおわり〜

爆睡してたら東京に着いた。

前日ハイになって3時まで寝なかったため、座席に座ると同時にのび太並のスピードで入眠した。到着時刻は午前9時半過ぎ、持っているチケットはソワレのみ。だが、それまではフォロワーと友達が遊んでくれる。

夢介の予定がなくなってしまった縣さんファンのフォロワーと、品川アトレのサラベスにやってきた。フォロワーはフレンチトースト、私はゴールディーラックスなるものを注文。出てきたのはスモークサーモンとクリームチーズスクランブルエッグだった。卵は程よい硬さでサーモンの塩気とよく合い、何がどうゴールディーでラックスなのかはわからないがとってもおいしかった。

食べながら、あがあみの話をした。

縣さんは同期と喧嘩してまで彩海さんを分担さんに指名し、彩海さんは縣さんの卒業式で泣き(それが可愛かったのだと縣氏からドリタイでマウント取られたのは記憶に新しい。誰も勝てない)、その後二人とも同じ組に配属され、新公ワンツーにバウワンツーで、運命のコンビは有終の美を飾ることとなった。

二人が隣同士で並ぶにはもうタカスペとか運動会とかしかないのだ。寂しいな………いや、待て。二人ともめっちゃ運動神経良さそうやな………二人揃ってリレーメンバーに選ばれちゃったりして……コーナーを奪い合うあがあみ…もしくは椅子取りゲームで椅子を奪い合うあがあみ……



見えた…………完全に見えた。

また、どこかできっとあがあみに会える

オタクの視線は常に前!(ヅカヲタハンサムガイ)

フォロワーと固く再会(?)を誓い合い、別れた後は秋葉原に向かった。

あまりにもくもり

歩行者天国というものを初めて見た。ちょうどそうなるタイミングだったようで、街ゆく人が皆信号を無視して車道を歩き始めたので東京怖!!!!?になったのだが、すぐに歩行者天国の看板が立てかけられた。都会だな〜

はじめてのホコテンを歩き、友達に会いに行く。

友達。

東京遠征するって言ったらその日会えるよって言ってくれたがまさかお給仕スタイルとは思わないじゃん。ありがとね。今日もかわいいね。

これはメイドさんがくれた、メイド喫茶で贔屓への手紙を書く私の図。(スマホで下書きをしている)いや前日に書きなさいよ私。3時まで起きて何してた?(A.YouTubeでゲーム実況みてた)

その間友達はTwitterをしていた。隣のおじさまがメイドさんと喋りながらテンション上がったのか机をボンボコ叩くので字がよれよれになった。あと、なんてことない市販品なんだろうけど、トマトジュースが美味しくて3杯くらいおかわりした。写真はないけど食感がパンに近いたこやきも食べた。

チェキもしっかり撮った。月のマークと、お肉の絵(彩海さんのおとめ参照)を描いてくれた。観劇が直後に控えてなければ泡の一本や二本開けてあげたかったのだけど、それは次の機会に。必ず!

メイドさんのお見送りを受け、お嬢様気分で信濃町駅へ。ついにメインイベント、ブエノスアイレスの風の観劇である。

道中、小3くらいなら「これが国会議事堂だよ」って言ったら信じてくれそうな建物があった。ほんとは何かの記念館。

信濃町、なんだかお上品でハイソな感じ。前回行った横浜に似て、緑が多い。教科書に載ってそうな街というか…キッチリ清潔に整備されてる感がすごい。ピースフルプラネット。(?)

とか言ってたら国立競技場が現れた。なるほどね〜〜!!!!!!!!これが…なんというか…色々、色々あった国立競技場か……生で見れてよかったです。この日は陸上の大会?みたいなのをやっていたぽい。ここからもう少し歩く。

あっ

あわわ


どうしよ。着いちゃったよ。ここまで来たらもう引き返せないよ。いや引き返さないけど気持ち的にはちょっと待ってほしい。はじめての贔屓がいる月組、失礼のないようにしなくては……。自分、リズム感には自信があるので拍手は任せてください!!(リズム天国は舞浜のほうでしたね)


〜開演〜

〜幕間〜



※以下本編のネタバレを若干含みますので見たくない方はチャーハンの画像があるところまで飛んでください。




……………。




マルセーロ君かわいい

いや一幕のマルセーロ君ってフローラから金むしり取ってイサベラに酷いこと言ってニコラスにボコされるだけでかわいいポイントなんか何一つないんだけど。


それがなんか逆にテンション上がってきた。贔屓の役がここまで抒情酌量の余地なしのチンピラなことある?でも顔がかっこいいしかわいい。

そんな顔でありながら声の響きが相変わらず素敵。でもやっぱりかわいくて首のバンダナがおくるみに見えてきた。


そんでもってパンフに載ってるスチールがかーーーーっこいいんだ……お化粧変わった気がするよね………パンフ開けた途端Twitterとかによく流れてくるしゃべくり007のくりぃむしちゅー上田の「好き〜」になった。伝わる?


てか月組みーんなお芝居が地に足ついてて上手だなあ。すごいや。ありちゃんは立ち振る舞いや仕草の一つ一つが本当にかっこよくて、バーテン姿がちょっとArkadia思い出す感じでドキドキした。

そして天紫さんは凛として艶やかで、でも弱くて痛々しいイサベラ。たぶん、この物語の筋に立つ上で完璧なキャラクター造形だと思う。

おだちんはうますぎて笑ってしまう域、ふとした台詞の自然さがすばらしくて。(リリアナに言う「何言ってるかわからん」とか)

ぱるくんは髭の似合うビジュアルと声色の優しさゆえに、絶対マザコンモラハラやけど別れたいかっていうとそうではなくて…感が怖いくらいに出ていて最高。みかこちゃんのお芝居は多分こんなにガッツリ見たのは初めてだったけど声がスッキリと聡明で、台詞回しは少し洋画っぽくてとても好みだった。

舞音ちゃんはドンピシャキャスティングだったと思うけど、幼い頃から憂き目にあって大人びてしまった部分と何も分かっていない幼い部分のアンバランスさがうまかった。何より106期で暁さんや風間さんと渡り合ってんのすごすぎる。

色々感想を並べてみたが基本的には4ヶ月ぶりに贔屓に会えた喜びでしあわせ〜〜!!!!になってしまっている。ふわふわしている。ふわふわしたまま2幕へ突入。


〜終演〜


……………………………。


こわいんだけど


あんなにチンピラで可愛い可愛い思ってた手負いのねこちゃんがライオンになっちゃったよ。もう骨も残ってないよ私は。本編も色々感想あるはずなのにフィナーレのタンゴでぜ〜んぶ無くなっちゃった…………………………………。

彩海さんがカワイイ期からオラ期に入ってきているのはそろそろオタク以外のみなさまもお気付きになり始めたところかと思うんですが、そのオラみがアップデートされてましたね。何?あの天紫さんを見つめる瞳の慈しみというかじんわりとした温かみ。あれが包容力…?多分天紫さんの娘役力も大きく作用してるんだろうなあ、本科予科だし。天紫さんの彩海さんを見つめる瞳もまあ艶やかで慈愛に満ちてて。娘役さんの視線が男役さんの色を変えるの、本当にあるんだなあと。今回組んでくださって、本当にありがとうございます。いや〜……好きだ………。


本編はね。彩海さんはとても希望のあるマルセーロで、だからこそ最後どうしようもなくて、それでも前を向く姿勢が見えて泣いた。決していい人とは言えないけど、悪人にはなりきれない普通の青年だったんだな、マルセーロ。

逆にニコラスはまた風に吹かれてどこかへ行っちゃわないか心配になった。イサベラもまた、ニコラスの寂しさに共鳴しているように見えた。ビセンテエバは大丈夫だろうか。お互い好きであることは間違いないのだろうけど、エバビセンテより先に行ってしまわないだろうか、ビセンテは意固地になってエバのことをがんじがらめにしてしまわないだろうか。リリアナはリリアナで、一度恋をして、決着をつけずに美しい思い出にしておいた人を今更、兄貴だなんて心からはきっと思えるはずがなくて。

それでも生きていかなくてはいけない。ドラマチックなことなどそうそう起きない。それでも毎日風に吹かれて、生きていくしかない。葉っぱと違って人間だから、もしかしたら何か変わっていくかもしれない。そんな物語であった。


チャハ。ネタバレ避け勢おまたせ。(追記・結局アップできたのギャツビー集合後だから多分そんなやついないね)

終演後、同担フォロワーとチャーハンを食べた。

だけど元々はチャーハンの予定ではなかったのだ。


元の予定。ブエノスアイレスってことで、アルゼンチン料理。神泉にあるコスタ・ラティーナさん。アサードにワイン、エンパナーダも外せないよね〜なんて言いながらお店に向かったところ。

満席だった


なめてた。なめてたよ、トーキョーシティ。

その後フォロワーとなんとかして南米料理を食べようとインターネットを駆使するも、ことごとく閉店、営業終了間近。諦めて新宿に帰った。

それでも、気の合う同担と話すのは楽しい。意外と飲食店のない新宿を彷徨いながら歩いた。彩海さんのことがもっと好きになった。次はギャツビーで会えたらいいな。

フォロワーと別れ、日比谷にやって来た。

実はこの日はヴェネポァのスカステファーストランで、スカステが映るレム日比谷に泊まりに来たのだ。東京劇場で観劇したことないのにホテルだけ先に泊まっちゃう。写真は「すしざんまいの人のカーネルサンダースみたいなやつあるんだ…」と思って珍しくて撮った。たぶん。

レディースプランにしたら、アロマ付き加湿器みたいなやつがついてきた。においが5種類くらいから選べて、グレープフルーツを選んだ。すごくいい匂い。丁寧な感じ。いい女って感じ!

はいプラマイゼロ。

ヴェネポァ観ながら、快適な夜を過ごした。ありがとうレム日比谷。

翌朝、チェックアウトした途端これで感動した。ほんものの東京宝塚劇場

13時公演まで時間があるため、ちょっと銀座を歩いてみることに。

未来感がすごいルイヴィトン。シアーでかっけえ。

ほんもののGINZA SIX!!!

椎名林檎をごくごくライトに通ってきたオタクなのですが、高校時代友達とハモろうと思って「目抜き通り」のトータス松本パートを風呂で延々と練習していた時期がありました。だから本物が見られて嬉しい。

GINZA SIXのなかみ。この時はなんかもくもくの鹿がいた。おしゃれ。

GINZA SIXに来たのは蔦屋書店におしゃれなポストカードとかレターセットとかがないかなぁという目的もあったのですが…

見覚えありすぎ


タイミングよく本城直季さん(95周年の時に宝塚とコラボして写真集出してた人)の特集?コーナー?が組まれており、運良く『Amour それは…』のポスカを手に入れたのだった。私、たまにそういう運を発揮する。

ちなみにGINZA SIXの蔦屋書店、フォロワーの文具ブームに乗っかって言うと、万年筆とかたけえペンはすごい豊富に置いてありました。あとディスプレイが全部オシャレで至る所にアーティストの作品があってとても楽しかったです。

その後、ブエノスmy青年館楽を観て…(この回のタンゴはすこしクールめであった。それはそれで好(ハオ))

東京に戻ってきた。

グランスタ東京でお土産を…と思ったのだが。

グランスタ東京ってさ!!!!スマホとかで調べたらすごいおっきいお土産屋さんだよ!ここに行ったらなんでもあるよ!みたいに書いてあんのにさ、グランスタ東京自体が四方八方に散らばってるやん!!!!難しい!!!!どこに何があんのか全然わからん!!!!


〜イメージしてたグランスタ東京〜

〜実際のグランスタ東京〜

きったねえ図解で失礼いたしますわ。つまりこういう認識の齟齬があったわけですの。せめてワンフロアに散らばっているならまだしも、地下階にもあってそれも含めてグランスタ東京です〜なんてことになったらもうお手上げですわ。ニコラスもびっくりなレベルで東京駅をぐるぐると彷徨い続けましたわ。そもそも"グラン"って付けるからにはどっしり構えててくださいまし?グランカンタンテとえらい違いですわ。

萩の月の白いやつはなんとか買えました。

光と闇の狭間を吹き抜けながら手に入れたものたち。

そんなこんなで新幹線の時間がやってきて、時速285km/時で大阪へ。

グランスタ東京迷宮であたふたしながら弁当を見てたら横に来たおばさまに「あんた並んでんの!?並んでないの!?」って詰め寄られて全くその気はなかったのに「あ、な、ならんでます…」って言っちゃってそのまま買っちゃったお弁当のお味はどうかしら?

tasty…

うまい。あの時私に決心させてくれたおばちゃんありがとう。すごいうまい。海苔、シャケ、ちくわの磯辺揚げ、卵焼き、柚大根、菜葉、糸こんとたらこを混ぜたやつが乗ってるんですが全部おいしい。特に糸こんとたらこを混ぜたやつがちょうどいい。シャケもちくわも大きくて満足感がすごい。調べたら普通にめちゃくちゃ有名なお店だった。

新幹線での飲酒ってなんでこんな楽しいんやろね?冷静に考えたら高速で移動しながら酒飲んでる状況結構面白いけどさ。

ちなみにこれは桜島どりの唐揚げ。桜島。美味しい鶏肉と彩海せらを育んだ大地。



ああ、あんなに楽しみにしていた、人生の糧にしていた遠征も終わってしまった。全国ツアーとかないかな。(追記・振り分けられるか知らんけどあったね!!!!)いつか桜島にも降り立ってみたい。社会人になって、そこそこ楽しくやれているけど、やっぱり人生には旅と宝塚がなくちゃ。次はどこにいこうかな。それまでお金貯めよう、頑張るぞ。とかいうてるまにギャツビーが始まる。生きねば。風に吹かれながら、生きてゆかねばね。


〜完〜

初めての横浜、そしてKAAT



完全なる棚ボタでチケットをもらった。



瀬央さんの東上主演であり、詩ちづるちゃんの星組デビューでもあるザ・ジェントル・ライアー〜英国的、紳士と淑女のゲーム〜は、私にとっても記念すべき、初・完全1人遠征の公演となるのであった。御園座のチケを失い、大学の友達と予定していた旅行はコロナでタコパに変更となった今、もはやこれこそが私にとっての卒業旅行なのだ。


f:id:arahoshi-san:20220224210253j:plain待ってて、瀬央さん!























はじめての横浜、

そしてKAAT


















京都駅の朝8時ごろ、新幹線に乗り込んだ。

東京の方へ行くときは基本夜行バスの為、行き帰り両方新幹線は今回が初。現況下、サッと行って帰ってきなさいと母が行きの新幹線代を出してくれたため、それに甘えた。新幹線こわい!!!!一生お腹がヒュッてするしエレベーターのあの鼓膜がブワってするやつも一生なってる!!!!この速度でどっかにぶつかったら即死だなあ運転手さんすごいなあ新幹線の操縦ってどういう操作なんだろうそんなことを考えながらサンドイッチを食べる。


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ヴィドフランスの輝絹(きぬのかがやき)(卵の名前らしい)のサンドイッチ。600円もした。600円もしてまずかったらどうしようかと思ったが、ちゃんとめちゃくちゃおいしかった。よかった。

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天華えま様を産んだ大地。別名、近江八幡市

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滋賀、めっちゃ雪深い。


車窓を家や店が大量に流れていくのを見ると、今とんでもない人数の人々の生活のそばを通り抜けているんだなーと思う。調べたらのぞみは285km/h。走馬灯みたいだ。


f:id:arahoshi-san:20220225003330j:plain名古屋だ!!!!こっちゃ〜ん!!!!(なおちゃんボイス)そして御園座組とそのオタクたち〜!!!!

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名古屋駅を境に、嘘みたいに春めいてきた。

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水平線の奥に海を感じる。


新幹線の速度にも慣れてきて、そしてたぶんサンドイッチが血圧を緩やかに押し上げて眠くなってきたのでしばし眠るとする。新横浜まであと1時間弱だ。


f:id:arahoshi-san:20220225003458j:plain新横浜だー!!!!わー!!!!

f:id:arahoshi-san:20220225003520j:plain駅は割とこじんまりしている。

f:id:arahoshi-san:20220225003540j:plainいい色。

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ずっと見たかったものの一つ、桜木町駅に到着。

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ザ・横浜な景色を歩く。なんかロープウェー通ってるんだけど!

お天気がいいのもあるかもしれないが、街全体がとても明るく感じる。光ってやがる、、、


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あ!

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「桜木」と「みなと」のピースが揃った。これで桜木みなとが作れるね。

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ザ・横浜を歩いていく。すごい。ほんとに横浜だ。


ソワレまで時間があるので、やりたい事を色々やっていこう。まずはここへ。


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ド逆光で失礼、カップヌードルミュージアム横浜です。カップヌードルミュージアムは大阪の池田に同じものがある。でもその池田にはなくて横浜にあるもの、フードコートを目当ての一つにやって来た。

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横浜のカップヌードルミュージアムは、展示コーナーとオリジナカップヌードルを作れるコーナー、そしてフードコートの3つに大きく分かれている。まずは展示コーナーを楽しむ。2/23天皇誕生日。祝日のため、オープンから30分も経っていなかったが多くの人で賑わっていた。

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かつて安藤百福チキンラーメンを試作していた小屋の再現。横には鶏小屋もあった。

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カップヌードル宇宙食、その名もスペース・ラム。この時安藤百福90歳を超えている。なんだか自分も、今からなんでもできるような気がしてくる。


予約していた時間が来たので、カップヌードルファクトリーへ。(入場時に予約できます)

ここではカップのデザインからスープの味や具材まで、自分オリジナルのカップヌードルを作ることができる。


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KAAT記念ヌードル。周りはファミリーばかりで1人がちょっと恥ずかしく、雑に塗ってしまった。でも一応、ポスターのフォントを見ながら描いた。

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所在なさげなmyカップ

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麺を入れ、スープと具を選ぶ。「何味になさいますか?」とお姉さんに尋ねられた瞬間、何故か脳裏に浮かんだのはパップーだった。カレー味にした。具はフィーリングで、コーン、卵、チェダーチーズにインゲン。千秋楽の幕が無事開いたら、それを記念に食べるとしよう。


そしてメインイベントのフードコート。主にアジア圏の8種類の麺が食べられる。


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ここがマジですごかった。


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え?

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外国?

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完全に外国。

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ご丁寧にバイクが走るSEも流れ、没入感が半端じゃない。

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ここはタイの服や雑誌などが置いてあるゾーン。店先やん。

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食券機や店員さんの水筒が、現実に引き戻してくれる。外国じゃない。日本だ。マジ?

8種類の麺料理の中から何を食べるか迷った挙句、唯一見たことも聞いたこともなかったカザフスタンの麺料理、ラグマンを注文した。店内は全て食券システムである。

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これがめっっっっっっっっっちゃうまくて……………………………


まず麺がもっちもち。こういうフードコートの麺ってブッチブチ切れるのをもはや味として楽しむみたいなとこあるじゃない、学食のうどんとかさあ。でももっちもちなのよ。そんで肉が羊肉なのよ。400円で羊肉食わせて大丈夫!?潰れない!?


ベースはトマトなんだけどいろんなスパイスと野菜の甘みと羊肉の風味が合わさってはじめて食べる味なのにめちゃくちゃしっくりくるうまい


絶対このうまさ、どこかで話題になっているはずとお得意のTwitterパブサをキメてみたら、「現地の味には及ばないけど」みたいな意見が目立っててムカついた。こんなに美味しいのにまだ現地に及ばんの!?現地ヤバ!!食べたい……


カザフスタン。今ユーラシア大陸を揺らしまくっているロシアの影響を受けている国の一つ。あとはウズベキスタンウイグル自治区なんかでもよく食べられているらしい。気兼ねなく赴いて、現地の味を楽しめる日は来るだろうか。美味しいものを食べて平和に暮らす以外に、本当に必要なことってあるだろうか。美味しさへの感動と、店内の雰囲気も相まって、すこし頭が煮詰まってしまった。


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さらばカップヌードルミュージアム。フードコートがまじで何回でも来たいクオリティだったので、きっとまた来ます。その時にはまた公演のカップヌードルを錬成したい。今度はちゃんと時間をかけてカップをデコるぞ。


時刻は12時過ぎ。まだまだ時間はあるので、次の目的地へ。


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道中、桜木みなとの完全体があった。

もし私が音高生なら、何日もかけて厨二びょ…カッコいい名前をあれこれ考えると思うから、「住んでた町の名前でいいや」と思えるずんちゃんの自意識のてらいなさが眩しい。いつか絶対KAATで主演して欲しい。周りにこんだけ桜木みなとが溢れた町だから、ずんちゃんのオタクも絶対楽しいよ。



横浜中華街にやって来た。

あえてメインストリートではなく脇道をゆく。より地場感があって良い。


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思わず1人「さいっこーじゃん…」と呟いてしまった看板群。

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写真には収めていないが、メインストリートはかなり賑わっていた。人気のお店には何人もの行列ができていて、店前での飲食禁止の張り紙の前では何人もの人が小籠包を啜っていた。次来たときは食べ歩きもしたいな。何となく、これは1人じゃなくて誰かいたほうが楽しい気がする。いこーだれかー。


脇道を歩いて5分、行きたかった服屋さんに到着。

肩掛けの鞄を買った。


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実は私、チャイナ系の服がめちゃくちゃ好きなのだ。立襟でチャイナボタンがついた服があったら絶対に買ってしまう。

実は今日も、中華街のために来ましたみたいなコーデである。

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突然やばい人を載せて申し訳ない。

これは前日何着て行こうか考えていた時の自撮りである。焦げたドンキホーテドフラミンゴみたいなジャケットはやめておいたが、それ以外は採用した。


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そして購入したのがこちらの鞄。趣味が丸わかりである。それにもう贔屓は雪組ではないのに、緑を買う癖が抜けない。


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こちらも行きたかった、中国の食材が揃うスーパー。

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ア〜〜最高。こういうの永遠に見てられる。

フィーリングで好きなもの購入してどんな味か確かめる会やりたい。

だが今回は工芸茶に月餅と、安定をいく。

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翌日夜撮影。おいしかったンゴ

ここで事件発生。14時にマチネ終演と思い込んでいたら、13時半過ぎ時点でマチソワの間に会う予定の友達がもう感想を呟いているではないか。まだまだ行きたい店はあったが、1回で全部行けちゃってもつまらないので、また次回。次はベタに食べ歩きもしたいな。

急いでKAATへ向かった。


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KAATだ。友達もいた。Twitterでは超なかよしだし文通もしてるけど会うのは初めて、そんな友達である。あはじめまして

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インスタで調べた、CHILLULU CAFEなる中華街のおしゃんなカフェで喋る。2人とも飲む前に写真を撮り忘れ、飲みかけの写真が残った。友達はいちごミルクタピオカで、私はマサラチャイ。犬同伴がokらしく、かわいいイッヌが何度かテラス席の方へ向かっていった。

お互いのこと、お互いの贔屓のことを話した。不思議と緊張はなかったし、すごいべらべら喋った。彼女がこいつ変なやつだと思っていない事を祈る。


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また遊んでね。(服の系統が違いすぎておもろい)




さて、本当に本当のメインイベント。

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よく見るやつ撮れた。うれしい。

あと噂通り反射避けるの難しい。

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KAATだ!KAATに来たぞ!

楽しみ〜〜星組さん〜〜!!!!

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結婚


結婚です。アーサーともロバートともメイベルともガートルードともトミーともフィプスとも、結婚したい。結婚して下さい。みんな理想の夫(妻)。


でもローラのことが一番忘れられないな。りらさまのお芝居、本当に良かった。


ガートルードのほのかちゃんの清廉潔白さやたおやかさが醸す美しさと、りらさまのローラの知性や貪欲さから成る美しさが、質量というか濃さというか、天秤にかけるみたいにぴったり釣り合っていて。アーサーは彼女らの自立した美しさに惚れてたんだろうなって。メイベルちゃんにも、きっとそんな気の強さがあるし。


瀬央さんはこういう戯曲的な、全体が芝居がかった台詞を喋るのがめっちゃうまいですね。実はちょっとSLRRでその難しさを感じてもいたので…。


だからオスカーワイルドという題材を選び、宝塚という土台と瀬央さんの持ち味を鑑みてキャラクターと物語の構造を色付けした田渕先生の慧眼はまじすごいと思った。


先生のオリジナル作品は私にはまだ刺さらないことが多くて、でもそれは、今の私には読めない文脈があるってだけで、巷でよく見る「今回はいい田渕先生」みたいなことは傲慢だと思ってるし言いたくないんだけど、今回のジェントルライアーで、田渕先生が描きたいテーマというか、ラブラブ異性愛を正面からは描かない、けどそれをちゃんと信じてはいる、みたいな姿勢が見えた気がして、それはすごく素敵だと思った。


みんなの中に色んな理想の夫(妻)があると思うけど、私は結局あかさんかもしれん。一幕ラストのコート姿、あそこだけじゃもったいなかろう。真面目さと、それゆえのおかしみがチャーミングで、でもやる時は信念があってカッコいい。


(2幕の下院議会の場面、パンフに記載されてる場名が「ラスト・ゲーム」なのオシャレすぎるでしょ、田渕くんたらもうー!!って背中バンバン叩きたい衝動に駆られる)


あとさ、これ、言っていいのかすごく迷うんだけど、ロバートは表向き、完全に実力で成り上がった、知性と品格に溢れる理想の紳士であったわけで。でも1人の女性が持つ秘密によって、人知れず焦燥し、地位や名誉、いやそれよりも妻の愛を失う事を酷く恐れている…。表向きは強く、正しく美しい理想の夫として取り繕いながら、その実友人のアーサーや妻のガートルードに縋り付いている…。そんな、ロバート・チルターン卿………。
























めっちゃ

興奮する……………………………………















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先程の発言は酔っ払いの戯言だと思って、どうか忘れて下さい。


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これが、KAATに行くことに次ぐ、今回の旅の目的である。崎陽軒のシュウマイ弁当〜〜!!!!fooo〜〜!!!!意外とシュウマイ以外が多い〜〜!!!!


本当はチャーハン弁当を狙っていたんだけど、もうこのシュウマイ弁当以外悉く売り切れていた。次回リベンジ。


シュウマイ弁当というけれど、鮪の漬け焼き、蒲鉾、卵焼き、唐揚げ、筍煮…とさまざまなおかずが絶妙なバランスで箱に収まっていて、全部白米とお酒に合う。個人的にはタケノコが甘辛くてめちゃくちゃ美味しい。


時々甘いものが欲しくなって、アンズを齧る。何もかもが計算され尽くされ、この箱の中に配備されている。


食べて、感想を呟いて、飲んで、しているうちに私の身体は時速285kmで関西へ戻っていく。日帰りだったけど、とても楽しい旅だった。


また行きたい。色んなところに遠征して、こうやって記録していきたいな。


だから頑張って働いて、お金稼ご。春から社会人になるのが憂鬱だけど、自由に使えるお金が増えることは希望でもある。


次の遠征は多分、ブエノスアイレスの風かな。日本青年館ってどの辺?次回、東京編?ワクワクを糧に、それまで頑張って生きるぞ。エイエイオー。


楽しい旅をありがとう、横浜。そしてKAAT。




おわり